夏の農薬散布、失敗を避けるコツ
こんにちは、ぼくです。
夏の農作業、本盤ですね。この時期、畑の管理と病害虫対策は農家さんにとって最大の関心事だと思います。でも農薬散布で失敗する方もちょこちょこいるんです。薬害が出たり、思ったほど効かなかったり。実は気をつけるポイントは決まっているんです。今日は「夏の散布、何がダメなのか」をいっしょに整理してみましょう。
気温が高すぎる時間帯の散布はNG
夏は日中の気温が35℃を超える日も珍しくありません。この気温で農薬を散布すると、薬液が急速に蒸発したり、植物の葉が薬害を受けやすくなったりします。ぼくが見た事例では、日中15時ごろに散布した麦類が、翌日には葉が焼けて黄色くなってしまった、という話もありました。
夏場は朝5時~7時、もしくは夕方18時以降など、気温が低い時間帯を選ぶがよさそうです。特に朝散布は、夜露が残る中でやるので、薬液の付着がいいという利点もあります。ただし、ラベルに「散布適温」が書いてあるので、そこを確認してから動くのが安心ですね。
水温が高いと農薬の効きが変わる
散布に使う水、どんな温度で用意していますか?井戸水やタンク保管の水は、夏だと35℃近くまで上がります。このぬるい水に農薬を混ぜると、有効成分の安定性が落ちることがあります。
また、水が汚れていると、農薬の効果が減ることも。ぼくの知り合いの農家さんは、タンクの底に泥が溜まったまま散布して「効きが悪い」と嘆いていました。実は水が濁っていたのが原因だったんです。
散布前には、タンクの中身を一度見て、泥や苔が溜まっていないか確認する手もあります。できれば新しい水、もしくは一晩冷ましたものを使うくらいの心がけがあるといいですね。
濃度の読み間違いで薬害が出やすい
気温が高いと、つい薬を濃くしたくなる気持ちは分かります。「効きが悪くなるんじゃないか」って心配ですよね。でも、ここが落とし穴です。
夏の高気温では、むしろ薬を濃くすると薬害が出やすくなります。例えば、稲の殺虫剤を1000倍で散布するはずが、うっかり500倍で撒いてしまったら、翌日には稲が萎れてしまった、という事例もあります。
ラベルに書いてある倍率や用量は、色々な試験の結果です。夏だからといって濃くする必要はありません。むしろ、気温が高い日は散布をずらす、もしくはラベルの指示どおりに測って、正確に混ぜるがよさそうです。計量カップやメモリ付きのじょうろを用意しておくだけで、随分と失敗が減りますよ。
散布機器の点検を忘れずに
散布機の噴き口が詰まっていたり、ホースが劣化していたりすると、せっかくの農薬も効きません。特に夏は、紫外線で樹脂が傷みやすい季節です。
散布前には、水だけで一度試し撒きをして、「ちゃんと全体に散布されるか」「噴き口の詰まりがないか」を確認するのがおすすめです。古いホースは、冬のうちに交換しておくくらいの気持ちでいると、夏場の急なトラブルを避けられます。
安全性を忘れずに
農薬を扱うときは、必ず手袋・マスク・眼鏡をつけてください。特に夏は、汗をかくので薬が肌に付きやすいんです。散布後も、すぐにシャワーを浴びて、衣類を洗濯することをお勧めします。
農薬のラベルには「中毒症状が出た場合の対処」も書いてあります。万が一のときは、そこに書いてある番号に電話するか、最寄りの病院に行くがよさそうです。
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