夏から秋へ、病害虫の様子が変わります
ぼくから農家の皆さんへ、夏から秋にかけてのお話です。
気温が下がり始めるこの季節、病害虫の動きが変わります。対策のタイミングをつかむと、被害を大きく減らせるんです。
発生予察のコツ:「今どこにいるか」を知る
うどんこ病・べと病・野菜の葉裏に付く害虫は、気温15~20℃で活発になり始めます。特に朝露が多い日、湿度が高い時間帯は要注意。ほ場を見回る時は、葉の表だけでなく裏もそっと持ち上げて確認。初期段階なら1~2株の軽い発生で済みますが、見落とすと周り全体へ広がるんです。
時期としては、8月下旬~9月中旬の雨の直後が狙い目。5日~1週間のサイクルで、発生の有無・増減をメモしておくと、いつ動くかのパターンが見えてきます。
早期対応の種類:段階に応じた選び方
軽度(1~5%の株に症状) → その株だけ摘み取り、ほ場の通気を良くする。茂りすぎていれば、下葉を少し取る手もある。
中程度(複数株・症状が広がり始めた) → この段階なら、資材の選択肢が広い。散布前にラベルの登録内容を必ず確認してください。飛騨・岐阜の農協や病害虫防除所に電話で相談すれば、その時期・その作物に合った資材と散布時期の目安を教えてくれます。
進行中(ほ場の広範囲) → 手遅れはありませんが、対応期間がグッと長くなります。防ぐより直すが難しくなるので、この段階では「次の作や次の区画へ広げない工夫」を重視します。
予防の基本形:毎年同じ失敗をしない
・ほ場の雑草を小まめに取る(病気の住みかになる)
・降雨後、風通しが戻るまで見守る(乾くまで散布は避ける)
・前の作で出た病気の種類をメモして、来年の計画に活かす
・機械や靴は使い回さない(隣の畑へ広げない)
困った時の相談先
飛騨地域は朝夕の気温差が大きく、秋雨前線の影響で雨が多い。この環境だからこそ、病害虫が出やすい反面、「この場所のこの作物の出やすさ」をよく知った地元の先輩・農協・岐阜県病害虫防除所(無料)の話が何より心強いです。質問するなら、「いつ頃から・どこの部分に・どんな症状」の3点があるとアドバイスが的確です。
秋冬野菜の準備も進む時期。少し早めに目を配ることで、後が本当にラクになります。ぼくからの応援です。
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